八木仁平さんの提唱する方法で新年の目標を立ててみた〜プロセスを徹底解説〜
新年に目標を立てる方は多いと思います。
ただ、どうやって目標を立てていますか?
「今年は◯kg痩せて〜あと勉強もいつもよりして〜本もたくさん読む!」
みたいに、漠然とした目標になっていませんか?
はい、去年までの私です!!!!
でも、1年が終わる頃には
「あれ、今年の目標ってなんだっけ?」
ってなっていませんか?(私です)
自分が1年でどれくらい成長したのか、
来年はどのように成長したいのか、
突き詰めて考えなければ掲げた「目標」が無意味になってしまいます。
そこで、前に記事にしていた1年間の目標の立て方を徹底的に解説します!
私が参考にした計画の立て方は、
自己理解の専門家である八木仁平さんが提唱されていたもの。
⒈ 2018年にやったことの棚卸し(15分間)
補足していきます。
— 八木仁平 / 自己理解の専門家 (@yagijimpei) December 28, 2018
①2018年にやったことの棚卸(15分間)
これがないと、自分が一年にどれくらいの行動ができるのかが分からずに無謀な目標を立ててしまう。
無謀な目標立てる→達成できない→自己効力感下がる→行動できなくなる
という負のループにハマらないために、今年一年の棚卸から。
1年間自分がやったことを書き出していきます。
私は手帳を見ながら、月ごとに大まかに書き出しました。
こんな感じ。
そもそも目標を立てる時点で
1年間にどんなことをやったのかを振り返る人って少なくないですか?
でもこれって「PDCA」のサイクルと同じで、
1と次の2の項目が「Check」すなわち評価のプロセスに該当します。
PDCAについてはこちら(記事準備中)。
⒉ 良かった点・改善点(10分間)
②良かった点・改善点を出す(10分間)
— 八木仁平 / 自己理解の専門家 (@yagijimpei) December 28, 2018
まずは過去の振り返りから。
過去の自分の行動を検証して、何が良くて何がダメだったのかを理解しておくことで、来年の行動が変わっていく。
①②は飛ばしがちだけど、やらないと2019年の目標がただの理想論になってしまうので重要!
これもPDCAの「Check=評価」の一つ。
ここを押さえておくだけで次の目標を実現するために注意すべきことがクリアになります。
私の場合はこんな感じ
⒊ 人生でやりたいこと・なりたい状態100リスト(25分間)
③人生でやりたいこと・なりたい状態100リストを作る(25分)
— 八木仁平 / 自己理解の専門家 (@yagijimpei) December 28, 2018
ここから未来について考えるステップ。
2019年ではなく、人生全体でやりたいことを書くことで本当に達成したい目標が出やすくなる。
100個考えることで「やったほうがいい」ことよりも「やりたい」ことが出やすくなる。
量が大事。
100個のリストについて、「人生でやりたいこと・なりたい状態」の合わせて100個なのか、「やりたいこと」「なりたい状態」のそれぞれ100個なのかが分からなかったので、それぞれ100個ずつピックアップしてみました。
こんな感じ
この作業が1番大変でした。
いかんせん100個ずつですからね・・・。
パソコンで一気に書き出してしまうのがおすすめ。
私は司法試験の論文の勉強で手書きに慣れていますが、
普通の人は25分間で計200個書き出すのは難しいと思います。
そして書いているといくつか重なる部分が出てきました。
例えば私のメモから抜粋すると、
「時間に終われない生活をする」
「悠々自適な生活を送る」
など。しかし、大事なのは「重複しているからダメなのでは・・・」などと気にせず、とにかく書き出していくこと。
25分間という制限時間があるのも良いですね。
考えようと思ったら1日時間を使うことも可能なので。
⒋ やりたいこと・なりたい状態5選をピックアップ(7分間)
④優先順位をつけて5つ選ぶ(7分間)
— 八木仁平 / 自己理解の専門家 (@yagijimpei) December 28, 2018
100のリストそれぞれのやりたい度を10段階で評価していく。
人生は時間配分で全て決まるので、何に時間を使ってどんな人生を送るのかをここで明確にするため。
大してやりたいくないことに人生の時間を使っている暇は、ない!
私は200個のリストの状態から5個をいきなり選択するのは難しいと感じたので、さらにプロセスを細分化して以下のような流れで5個まで絞り込みをかけました。
⑴ 実際に100個のリストに10段階評価を書き入れ(2分間)
⑵ 10をつけた中から、「これは絶対実現したい」と思うものに色付け(1分間)
⑶ 色付けしたものの中から、5個を厳選(4分間)
☞色付けしたものが5個未満の場合
10段階評価のうち、9段階のものも色付けし、トータル5個を選択
☞色付けしたものが5個以上の場合
統合できないか見直す
私も5個をオーバーしてしまったのですが、統合できる項目があったので
まとめたりしました。
例えば
「発信力を身に付けたい」
「ツイッターのフォロワー10万人」
などは目的が一緒ですが
後者の方がより具体的なので、こちらに統合します。
⒌ 2019年末にどうなっていたいか(7分間)
⑤5つのことで、2019年末にどうなりたいかを書く(7分間)
— 八木仁平 / 自己理解の専門家 (@yagijimpei) December 28, 2018
やりたいこと・なりたい状態が5つ決まったら、それぞれ2019年末にどうなっていたいか目標を立てる。
この時のポイントは「測定可能な形」にすること。
家族と仲良くする→家族旅行に年4回行く
こうすると具体的な行動に繋がりやすくなる。
⒊のワークで書き出した100個は「人生で」やりたいこと、なりたい状態なので、
2019年に達成する必要はありません。
5つまで絞った各項目につき、「1年後にどうなっていたいか」
を考えるという作業です。
「測定可能な形」にしておくというのも大事です。
例えば、私は人生でなりたい状態として
「気持ちにゆとりを持ち、いつでもニコニコしている」
というものを選びました。
では、2019年末に私がニコニコしているためにはどうしたら良いのか?
↓
・私は買い物が好きなので、ハイブランドの靴を2回くらい購入できたら
「良い1年だった」と感じられる。
・東京に旅行に行くとワクワクするし、友達にも会えて
「良い1年だった」と感じられる。
↓
「ハイブランドの靴を2回購入し、また友人に会いに4ヶ月に1回は東京に行く」
という目標を定めるわけです。
例えば「好きなアーティストのコンサートに3回行く」でも良いですし、
自分の幸せものさしに合わせて決めましょう。
⒍ 6ヶ月、3ヶ月、1ヶ月まで分解する(5分間)
⑥6.3.1ヶ月まで分解する(5分間)
— 八木仁平 / 自己理解の専門家 (@yagijimpei) December 28, 2018
1年後の状態が決まったら、それを細かく分解していく。
どんな車も最初はネジ一本から作られているように、大きな目標も細かく分ければ実現に近づく方法がわかってくるもの。
6ヶ月後、3ヶ月後、1ヶ月後まで分解できればOK。
⒌では人生の目標を1年の期間での目標に引き直しましたが、
これをさらに6ヶ月、3ヶ月、1ヶ月まで分解していきます。
例えば私の目標の1つに「2019年末に46キロ台をキープする」
というものがありますが、
1年後 →46キロ台キープ
6ヶ月後→46キロ台に突入
3ヶ月後→47キロ台に突入
1ヶ月後→48キロ台に突入
というところまで分解するわけです。
この作業は1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年と
スパンが少しずつ長くなっているのもポイントで、
例えば1ヶ月目標が達成できなければその時点で目標修正をしやすいし、
6ヶ月後に目標が達成できていなくてもあと半年あるから、
十分立て直しを図ることができるわけです。
「あー目標達成できんやったー」とモチベーションが下がることもないわけです。
⒎ 1番はじめに何から手をつけるのかを決める(5分間)
⑦1歩目を明確にする(5分間)
— 八木仁平 / 自己理解の専門家 (@yagijimpei) December 28, 2018
1ヶ月後の状態が明確になったら、一歩目を明確にする。
この時には出来るだけ細かくするのがポイント。
最初の一歩でつまづくとモチベーションがなくなるので、本当に小さな一歩まで落とし込む。
大きな目標も小さな一歩の積み重ね。
理想を描いて現実を生きよう。
具体的に何をするかですね。
先の体重の目標を例にすると、
1ヶ月後に48キロ台に突入するには何をすれば良いのか?を考えるということですね。
・20時以降は食べない
・野菜から食べる
・腹筋毎日20回する
などですね。
ここまで決めておけば、今日からすべきことが明確になりませんか?
果たしてはにわはこの目標を実際に達成できるのか・・・!?
定期的に振り返ってPDCAを回していきます。
まだ1月1日、今日目標を立てるのも遅くはありません。
ぜひ良い1年を過ごせるよう、目標を立ててみましょう。